街と村 ご紹介

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ニュー・フォレスト   New Forest
               2012年6月7日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

リンドハースト  Lyndhurst

Wood

後はニュー・フォレストで遊ぶことにしよう。 ニュー・フォレストは1097年、かのウィリアム征服王がこのエリアを自分の鹿狩りの猟場とし、"New Hunting Forest"と名付けたことから、 1000年経った現在も"New Forest"なのだ。それゆえに古代の森が残っているのだ。国立公園(National Park)に指定されている。 先ずはThe New Forest Centreがあるリンドハースト(Lyndhurst)に遣ってきた。 しかし、雨が激しいので外で遊ぶことが出来ない遠足の小学生で溢れかえっている。ショップも買い物どころではない。
そこで情報のあった木工製品の店"Down to the Wood"を覗く。 凄い雨だ。お店も雨宿り小屋のように子供でごった返していた。おもちゃも置いてある店だから保護者も安心して選んだのだろう。

Wood

面白いもの、楽しいものが一杯ある。こちらも童心に返って、色々触ってみる。"Rose Puzzle Box"なる小物入れが女性向けお土産にぴったりだ。 開けるのにほんのちょっとの細工が必要なシークレット・ボックスだ(13cm x 6cm x 9cm)(写真右上)。 妻を含め我が家の女性4人と友人用に5つを求める。これで在庫0、日本人の買占めだ。
もう一つは木の形をした置物だ。デザインした木の木材を使って彫刻してあるという(写真右)。グッド・アイディアだ。自家用に求める。 ニレの木(Elm Tree 左)と胡桃の木(Walnut Tree 右)だ。高さはそれぞれ、18cmと14cm、厚さは2.5cmとしっかりした作りだ。
ここでクイズ=”木は重いか? 軽いか?”。 答=”旅行者にとっては重い(しかも嵩張る)”

フェアウェザー・ガーデン・センター  Fairweather’s Garden Centre

次はガーデンセンターに行ってみよう。雨のB3056を進むと牛の群れに行く手を阻まれる(写真下左)。毎度のことだが、これには勝てない。
"Fairweather’s Garden Centre"の目の前まで来ていながら、 そこはレストランと思い込んで、先を探す。ナビ子ちゃんが導いたのはさっきと同じ所。ナビ子ちゃんに指示を入れ直してスタート。 また同じ場所に着いた。レストランはガーデンセンターの中にある"Steff's Kitchen"で、自慢のレストランだったのだ。 15時30分、ティータイムのお客さんでここも大混雑だ。
ガーデンセンター巡りで一番楽しみなのはオーナメントやオブジェ、特にフェアリー物を探すことだ。持ち帰りを考えると大きさ、重さも制限され、 なかなかお気に入りは見つからないものだ。残念ながらここでも空振りだ。次の楽しみはガーデンで見つけた陽だまりで育ててみたい草花の種探しだ。 豊富な種類が揃っているが、これもなかなか見つからないことが多い。ガーデンで気に入ったものが宿根草であることが多いから、 種からというよりは苗の需要・供給となるのだろう。ここでは4種類の種をゲットする。1袋£1.99〜4.70、決して安くはない。

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バーリー  Burley

リングウッドの東5kmに、ローカルロードしか通わないバーリー(Burley)という小さな村がある。ここに "Burley Fudge"というファッジ屋さんがあるとの情報だ。 ファッジとはイギリス発祥のお菓子で砂糖、牛乳、バターを加熱溶解し、型に入れて冷やし固めたものだ。さまざまなフレーバーやナッツ、ドライフルーツなどを 混ぜたものある。とても甘いのだが、これがスカッチに合うから不思議だ。もちろん紅茶のお供にぴったりなのだ。口の中でほろりと融け崩れる食感が良い。 旅のお土産は最後にヒースローで求めれば一番楽なのだが、それだけではつまらない。地方の専門店などで求めたものを渡せたら、土産話も膨らむというものだ。
路上に車を止め店を探す。小さな村だから直ぐに分かった。それより面白そうな店が沢山並んでいる。ファッジは重いから後回しにしてお店を冷やかすことにする。

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"Magpies Nest"は”がらくた収集家の隠れ家”といった意味だろうか、小さな店に小さなものが沢山並んでいる。ショーケースにおでこがくっつくほど近付けて品定めする。 高さ4cmしかないフェアリーが見つかる。連れ帰ることにしよう。
続いてマドラーのヘッドに鹿の頭がデザインされたものを見つける。長さは21cmだが、ヘッドの部分は2cmほどで銀製だ。 ”ニュー・フォレストと鹿”はマッチする。マドラーも幾つかあって日替わりにすればナイトキャップも美味しくなるというものだ。
雨も上がり店先のアイスクリームのコーナーでは可愛いエプロン姿の女性がにこやかに勧めてくれるが、寒くて食指は動かない。

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”ほうきに跨って空を飛ぶ魔女”の看板が気に入って"Coven of Witches"に入る(写真上右)。店中、魔女・魔女・魔女だ。何にでも魔女がついている。 店名どおり”魔女の集会”だ。残念ながらフェアリーはいないようだ。店の奥半分は魔女のコスチュームがずらりと並んでいる。ちょっと妖しい雰囲気だ。
他にも魔女グッズの店がある。"Witchcraft"とか"Odd Spot"などだ。その一つ"Sorcerors Apprentice"(魔法使い の見習い ゲーテの詩のタイトル)の ショーウインドーにフェアリーを発見する。高さ10cmの可愛いものだ。4種類あったが、二人だけを連れ帰ることにする。 左はひまわりの精、右はドングリの精を表しているようだ。
バーリー・ファッジは随分流行っている。この分ならきっと美味しいファッジだろう。大量纏め買いだ。
雨に祟られた1日だったが、雨のお蔭でショッピングを楽しむことが出来たと考えれば楽しい1日を過ごせた。 ニュー・フォレストで検索した写真の中にぶなの木(Beech Tree)の巨木の並木を見た。場所は定かに特定できなかったが、 見当を付けた辺りの細い横道を何本も走ってみた。写真で見たような光景には出合えなかったが、鬱蒼とした森の静けさの中で野生の馬を沢山見かけた。 白馬が1頭だけこちらに向かって駆けてきた時には思わずブレーキを踏んだ(写真上中2枚)。森の中でナビ子ちゃんにB&Bをセットすると 自分ではとても選択できない細道のドライブを楽しませてくれた。今日は早めの18時帰館。

Information
 Address  Main Car Park, Lyndhurst, Hampshire SO43 7NY
 Telephone  02380 282269(Visitor Information Centre)
 Web Site  New Forest

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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